ブログ

SAPを退職して3ヶ月が過ぎました。銀座コーチングスクールでアセッサーの仕事イベントの登壇など少しづつコーチングビジネスをスタートしています。

そして、新たにエグゼクティブコーチングを開始いたしました。

日本の銀行様のリーダー向けプログラムでの1 on 1とグループでのエグゼクティブコーチングです。今まで主なクライアントはSAPの社員だったので、日本企業のエグゼクティブのコーチングはどんなもんか?と思いましたが、確かな手応えを感じています。

研修でのコーチングはVisitor(会社から言われて仕方なく受講するクライアント)という定義に等しい受講者が多いのが一般的ですが、みなさんなかなか頑張ってやってみようかなという意識もあり、だけどもどうしたらいいかまだわからない方が多く、1時間のコーチングのセッションを通じてなかなかの気づきがある感触がありました。そしてみなさん揃っていうのは、「すっきりした」「話を聞いてもらって嬉しかった」というお言葉です。

改めて実感したのは、リーダー向けのコーチングでリーダーたちのマインドや態度が変わると自然とチームも変わってくる。それが彼らのお客様にもいい影響を与える事です。

当然の事なのですが、コーチングが与える影響力は大きいと実感しました。コンテンツははどんなコンテンツでも当てはまると思っていて、組織改革に関わるものは全てコーチングで解決できるとも思えています。

そして、日本企業はまだまだこれからという事もわかったのでこれからが楽しみです。

GCS(銀座コーチングスクール)の認定コーチになるためには、スクールが定める基準に合格する事が必要になります。その基準に合っているかどうかを合否判定するのがアセッサーであり、私もこの8月からアセッサーの活動をしています。もちろんアセッサーになるための訓練を受け、アセッサーとして認定されからスタートしました。

アセスメントの方法は受験者が実際のコーチングセッションを録音してそれを元に基準と見比べてアセスメントをします。ICFも同じようなアセッサーはいますが、今私がやっているのはスクールの認定として合否を決めるアセッサーです。

1ヶ月に4~5名ほどをアセスメントしており大変勉強になっています。

受験者は数十時間のトレーニングを受けているので、だいたいコーチングのストラクチャー(※)はよくできていて、コーチングのスキルはよく使えていると思います。

スキルで言うとよく使っているのはスケーリング(1から10まであるとしたら、今どこでどこまで伸ばしたいか)のスキル、強みを引き出すスキル(例えば過去の成功体験で今の課題を解決するとしたら)、周りの人からどう見られているか?(視点の移動)、並行質問(他には?の質問で可能性を最大限に引き出す) は使っている人が多いような感じがします。

しかしやはりそういうストラクチャーの意識や、スキルを使わなければと言う気持ちが先に来てしまうのか、焦っているのか、スペースが少なく、クライアントの話に十分耳を傾けていない、大切なキーワードを見過ごしてしまう、クライアントがまだ話しきっていないのに次の質問をする、ありたい姿を描けていないなどが見受けられたしします。私も最初はそうだったんだろうな、と思いつつコメントは丁寧に改善ポイントを書くようにしてます。熟練のコーチにはすぐになれないですが、経験を積めばきっとなれるので「頑張れ!」と思いながらアセッサーをしてます。

スクール認定はICFにある程度沿って基準を作られていますが、ICFと比べるとまだまだ甘いので、今度いつかICFのアセッサーもやってみたくなってきました。

ちなみに一見聞いてみるとさほど問題がなさそうに聞こえたりするのですが、やはりICFの基準を考えるとこれはNGだよね、という事が多くあります。

これはICFの認定でないコーチにもある傾向だと思います。例えば提案や誘導、そのセッションのゴールを決めていない、質問が簡潔ではなく長いなど。

アセッサーとしてデビューしてみて、つくづくICFの基準はコーチングに必要は基準だと実感しております。

※コーチングストラクチャーとは、コーチングの目的、目標を最初に決めること、最後にアクションを決めること。最初と最後の間は自由にコーチングを行います。

私の母校である銀座コーチングスクールのイベントコーチングワールド2025に登壇します!テーマは「企業のリーダーがビジネス目標を達成するためのコーチング」

企業においてのコーチングや投資対効果、コーチとしての心構えやどうしたら社内コーチになれるか?などをお話するセッションです。

これからコーチになりたい方や社内コーチングになりたい方、企業がどうコーチングに投資をしているかに興味がある方向けのセッションになります。

私のセッションは2025年10月25日(土)です。有料のセミナーとなりますが興味がある方はぜひご参加ください。

Youtubeビデオ

https://www.youtube.com/watch?v=3BgK6Dr3IL4

Webページ

https://www.ginza-coach.com/wt25/tsugiyama.html

https://www.ginza-coach.com/wt25/index.html

AIコーチングPart3 -人間コーチングとAIコーチングの違い


1. 対話の相互性

* 人間コーチング: 人間のコーチはリアルタイムで対話し、非言語コミュニケーションや感情の変化を読み取ることができます。これにより、より深い理解と対話が可能です。

* AIコーチング: AIはリアルタイムでの対話にも対応可能ですが、非言語コミュニケーションや感情の微妙な変化を読み取るのは課題です。AIは主にテキストや音声に基づいて対話を行います。

2. 経験と知識

* 人間コーチング: 人間のコーチは豊富な経験と知識を持ち、個々のクライアントに最適なアドバイスを提供できます。また、経験を通じて得た直感や創造力を活かすこともできます。

* AIコーチング: AIは膨大なデータを基にしたパターン認識や分析に長けていますが、実際の経験や直感に基づくアドバイスは難しいです。AIはプログラムされたルールやアルゴリズムに従って動作します。

3. 個別化

* 人間コーチング: 人間のコーチはクライアントの個別の状況やニーズに合わせて柔軟に対応できます。個別化されたアプローチやカスタマイズされた計画を提供できます。

* AIコーチング: AIも個別化されたフィードバックやレコメンデーションを提供できますが、その範囲はプログラムされたロジックやデータによって制限されます。

4. 感情の理解と共感

* 人間コーチング: 人間のコーチはクライアントの感情を理解し、共感を示すことができます。これにより、クライアントとの信頼関係が深まります。

* AIコーチング: AIは感情を理解する能力が限られており、共感を示すのは難しいです。感情分析技術が進化していますが、完全な理解には至っていません。

5. 利用可能性とコスト

* 人間コーチング: 人間のコーチを利用することはコストがかかり、スケジュールの調整が必要です。また、地理的な制約もあります。

* AIコーチング: AIコーチングは24時間365日利用可能で、コストも相対的に低いです。地理的な制約もありません。

6. 倫理とプライバシー

* 人間コーチング: 人間のコーチは倫理的な判断を行い、プライバシーを守るための訓練を受けています。

* AIコーチング: AIの場合、データのプライバシーや倫理的な問題が発生する可能性があります。適切なセキュリティ対策が必要です。

まとめ

人間コーチングとAIコーチングどちらを選ぶか?はそれぞれの強みと弱みを理解した上で決めるといいでしょう。たとえば、大量にコーチングを提供したい場合はコストと時間と言う観点からAIコーチングを選ぶ場合もあるでしょう。もっと必要な人に集中的にコーチングを提供したい場合はより人間性を提供できる人間コーチを選択する場合も多いと思います。また効果的なのは人間コーチングとAIコーチングの組み合わせとも考えられます。

AIコーチングPart1はAIコーチングの一般的な内容を紹介いたしました。AIコーチングは便利で誰もが使えるツールとなりつつある反面、深い人間の感情を読み取ったり、即座に直感力を使ってfeedbackなどもできないので、経験のある人間コーチングと組み合わせると効果的だというお話でした。

Part2は少し事例をお話していきます。多くの場合AIコーチというとメインはアドバイスしたり情報を提供するようです。LinkedinのAIコーチは、アドバイスの後にLinkedinのラーニングコンテンツをお勧めするようです。

またアドバイスでしたら、生成AIを使ってアドバイスを受ける方法もあると思います。

やる気がない場合はどうすればいい?と生成AIに聞いてみると、

「やる気がない場合は、以下の方法を試してみると良いでしょう。

目標を設定する:

具体的で達成可能な目標を設定します。目標が明確になると、やる気が出やすくなります。

小さなスタートを切る:

大きなタスクを小さなステップに分けて取り組むことで、最初の一歩を踏み出しやすくなります。

休憩を取る:

疲れている場合は、適度な休憩を取ることも大切です。軽い運動や散歩、リラックスすることで気分転換ができます。

環境を整える:

勉強や作業をする環境を整えることで、集中しやすくなります。整理整頓した部屋や静かな場所で取り組むと効果的です。

ポジティブな自己対話:

自分自身にポジティブな言葉をかけることで、気持ちを高めることができます。「自分ならできる」と自己暗示をかけることも良い方法です。

報酬を設定する:

達成したらご褒美を自分に与えることで、モチベーションを上げることができます。例えば、好きな食べ物や趣味の時間をご褒美にするなど。

サポートを求める:

友人や家族に相談し、サポートを求めることも一つの方法です。共感や励ましを受けることで、やる気が湧いてくることがあります。

自己管理とタイムマネジメント:

自分の時間を効率よく使うためのスケジュールを立てることで、タスクを進めやすくなります。

これらの方法を試してみて、自分に合った方法を見つけてください。やる気が出ないことは誰にでもありますので、無理せず自分のペースで進めていくことが大切です。」

こんなアドバイスが簡単に回答として、AIが返してくれるのはすごい事ですね。

アドバイスだけでないAIコーチもあるようです。Coach HubのAIMY™が一つの例です。

AIアシストとは違う、パーソナライズされた本物のコーチと謳っています

特徴

・アバターが複数選べる

・組織の目標に沿った社員のデベロップメント目標の進捗が把握できる

・デベロップメント目標を達成するためのリソースも備えている

・目標設定、話し合いと振り返り、ロールプレーなどの機能も揃えている

企業の目標達成のために使えるAIコーチングは、Data Driven的に使えますし、社員全員にAIコーチングを受けられるのはとても効率的だと思いました。


AIコーチング Part3では、人間コーチングとAIコーチングの違いをお話してみます。

AI コーチングは、人工知能(AI)技術を利用して、個人や組織の成長、目標達成、スキル向上などをサポートするプロセスです。AIコーチは、自然言語処理(NLP)、機械学習、データ解析などの技術を活用して、ユーザーに適切なアドバイスやフィードバックを提供します。

具体的な領域や目的に応じて、AIコーチングは以下のような形態で実施されることがあります:

キャリアコーチング: AIが職業選択、スキル開発、面接対策などのアドバイスを提供。

健康・ウェルネスコーチング: フィットネスルーチン、食事計画、ストレス管理などのアドバイス。

教育コーチング: 学習計画の作成、効果的な学習方法の提案、テスト対策など。

パフォーマンスコーチング: 業務効率の向上、タイムマネジメント、リーダーシップスキルの向上など。

メンタルヘルスコーチング: ストレス軽減、リラクゼーション技術、ポジティブな思考の促進など。

AIコーチングの利点は、24時間365日利用可能であり、個別のニーズに合わせて俊敏に対応できることです。また、データを基にした客観的なフィードバックを提供することで、ユーザーに具体的で実行可能なアクションプランを示すことができます。

一方で、AIコーチングには人間の感情や深い理解が不足する場合があるため、複雑な問題に対する対応力やエンパシーは人間のコーチに及ばないことがあります。したがって、AIコーチングは人間のコーチングと組み合わせて使用することで、最大限の効果を発揮することが多いです。

私の母校でもあります銀座コーチングスクールのコーチプロフィールを作成しました!

https://www.ginza-coach.com/coaches/list.cgi

2020年銀座コーチングスクールを卒業して以来今回初めてコーチプロファイルを作成したきっかけになったのは、銀座コーチングスクールの講師の方が2020年と比べてICF(国際コーチング連盟)の認定者が多かったからです。なんとPCC(プロフェショナルコーチ)資格を保有している講師の方は20名ぐらいいらっしゃって、とてもプロフェッショナルな方達の集まりという事を認識しました。私も一員になりたいと思い今回プロフィールを作成いたしました。

今後はコーチ育成のための講師を目指していきたいと思っております。

https://www.ginza-coach.com/coaches/list.cgi

コーチ検索より、フリーワード検索すぎやま、ICF認定プロフェショナルコーチにチェックマークを入れて検索お願いします。

よろしくお願いいたします。

2024年7月にICF PCCを取得し、9月にバッジが送られてきました。

4年半ぐらいかけて取ったPCCなのでとても嬉しい限りです。

(ICF PCCとは: 国際コーチング連盟のICF認定資格プロフェッショナル・サーティファイド・コーチ(PCC) 資格は、 国際的に認められた実績豊かなコーチです)

PCCをとって副業でコーチングビジネスを始めるというのが当初の目標。将来的にコーチングだけでで生計が立てたいと思って始めました。

コーチングだけで生活をしている人の例として、コーチングスクールで教えながら、コーチをするという方法は多くいます。私の場合企業で働くコーチなので、企業コーチをうまく使いたいと思っています。というのは企業コーチの場合は、グローバルレベルで学ぶ事が多く例えばグローバルプログラムのData DrivenコーチやLeadership 育成、次世代リーダー育成プログラムなどのコーチングの機会が与えられます。ここも活用しながらせっかくPCCも取れたことなので、コーチングを副業を開始します。

頭の中の計算としてはCoaching Hub、Better up、TorchのようなコーチングのCommunityに登録をして、有料コーチングの提供を行う。(これらのコーチングコミュニティへの登録はPCC以上が基準となります) 時給はだいたい1万円だからそこそこの副業になる計算でした。私の知り合いのコーチはこの方法で生計を立てており、毎日楽しいと話していたので「これだ」と思ったわけです。しかし現実はそんなに甘くはなかったのです。ここで直撃しているのは海外のコーチング市場の壁。なかなかレベルが違うのを実感せざるお得ません。私も英語でコーチングできてPCC持っているけどそれだけではだめなで、要するに「専門性」が必要でただ「コーチングの資格あります」だけだと登録もできない。私の場合9年間のカスタマーサクセスの経験と、6年間の過去のマネージャー経験でやっと登録ができたけども、これもコーチングCommunityも新たなニーズがないと仕事はないわけなのです。そう、受注がないと、仕事はない。当たり前のことではあるんですけどね。

Coaching Hubは日本法人があり、代表も知っている人と言うことで連絡してみたけども、今のところは新規ビジネスは無いようです。Better upは登録できても、今のニーズはないと言われ、メッセージとしてもう一つ資格取ってから再度応募してね、だ。4年半かかってPCCとったのに。。

コーチングはは元々海外から来ていて、ハードルはそれだけ高いのだと改めて実感。ただ日本は完全なる遅れをとっているけどもこれからのニーズは増えると信じて負けない決心はあります。私の専門性のカスタマーサクセスやTransformationもまだまだこれからですしね。

それと最近周りの人もコーチングビジネスを目指している人が多く、そんな人たちの参考になるように頑張ります。次のアクションプランはICFのCoach Find a Coachにリストアップする事。現在日本で日本語英語で登録しているPCCコーチは49名だけなので直接コーチングビジネスにつながるかどうかわからないですけどもやってみます。

またこのBlogでアップデートしますので、引き続きよろしくお願いいたします。

ちなみに、コーチングコミュニティだけで楽しく生活をしている友達は、Canadian Chinese。Ericson Internationalの営業からの転身なのでもちろんハードルが高い市場にはいる人になります。


Facilitates Client Growth

ICF資格認定試験を試みている方向けに、サンプル質問の解説をしてみました。

こちらがサンプル8の質問になります。

A coach has worked for one year with a client. The client has been identified by their supervisor as a potential leader in the organization based on their high-quality work, good relations with peers, and innovative ideas for future projects. However, the client rarely speaks up in meetings with senior leaders and when they do, they often downplay or diminish their ideas. The client’s supervisor recommended coaching to improve the client’s executive presence, with the ultimate goal of developing as a leader in the organization. At the start of coaching, the client was often self-critical. However, the client has made tremendous progress in recent months. During their closing session, the coach notices that the client has a confident, easy smile. When the coach shares their observation with the client, the client responds by saying, “I feel different, empowered, ready to take on new challenges.” The client adds, “And I was just nominated by the CEO to be part of a leadership development program for emerging leaders in our company!” What should the coach do?

[翻訳サンプル]

あるコーチが、あるクライアントと1年間仕事をしています。そのクライアントは、仕事の質の高さ、同僚との良好な関係、将来のプロジェクトに関する革新的なアイデアなどから、上司から組織のリーダー候補と目されています。しかし、そのクライアントはシニア・リーダーとのミーティングではほとんど発言せず、発言しても自分のアイデアを軽視したり弱めたりすることが多くなります。クライアントの上司は、クライアントが組織のリーダーとして成長することを最終的な目標として、クライアントのエグゼクティブとしての存在感を高めるためのコーチングを薦めました。コーチング開始当初、クライアントはしばしば自己批判的でした。しかし、クライアントはここ数カ月で大きな進歩を遂げました。クロージング・セッションの間、コーチはクライアントが自信に満ちたやさしい笑顔をしていることに気づきます。コーチがその観察結果をクライアントに伝えると、"今までとは違う、力をもらった、新しいことに挑戦する準備ができた "と感じている。クライアントはこう答えました。さらにクライアントは、"私はちょうどCEOから、社内の新進リーダーを対象としたリーダーシップ開発プログラムの一員に推薦されたところなんです!"と付け加えます。コーチはどうすればいいのだろうか?


まずこの質問はどのICFコンピテンシーの質問でしょうか?

8. Facilitates Client Growth 顧客の成長を促進するに当たる質問になります。

それではこのコンピテンシーを見てみることにしましょう。

8. Facilitates Client GrowthDefinition: Partners with the client to transform learning and insight into action. Promotes client autonomy in the coaching process.

1. Works with the client to integrate new awareness, insight or learning into their worldview and behaviors

2. Partners with the client to design goals, actions and accountability measures that integrate and expand new learning

3. Acknowledges and supports client autonomy in the design of goals, actions and methods of accountability

4. Supports the client in identifying potential results or learning

5. Invites the client to consider how to move forward, including resources, support and potential barriers

6. Partners with the client to summarize learning and insight within or between sessions

7. Celebrates the client’s progress and successes

8. Partners with the client to close the session

[翻訳サンプル]

8. 顧客の成長を促進する

定義 クライアントとパートナーシップを組み、学習や洞察を行動に変える。コーチングプロセスにおいてクライアントの自主性を促進する。

1. 新しい気づき、洞察、学びをクライアントの世界観や行動に統合するために、クライアントと協働する。

2. 新しい学びを統合し、拡大するための目標、行動、説明責任をクライアントと協力して設計する。

3. 目標、行動、説明責任の方法の設計において、クライアントの自主性を認め、サポートする。

4. クライアントが、特定された行動ステップからの潜在的な結果や学びを特定することをサポートする

5. リソース、サポート、潜在的な障壁を含め、クライアントが前進する方法を検討するよう促します。

6. クライアントと協力し、セッション内またはセッション間で学びや洞察をまとめる

7. クライアントの進歩や成功を祝う

8. クライアントと協力してセッションを終了する


このコンピテンシーの定義を元に回答を見て行きましょう。

* Acknowledge the client’s growth in confidence over the past year, and invite the client to share how they plan to celebrate their selection for the leadership development program.

* Invite the client to identify challenges they would like to take on next.

* Ask the client what they may need to maintain their new confidence.

* Suggest to the client that they extend their coaching engagement to work toward a new goal of being promoted to a leadership role.

* 過去1年間のクライアントの自信の成長を認め、リーダーシップ開発プログラムに選ばれたことをどのように祝う予定かをクライアントに話してもらいます。

* クライエントに、次に挑戦したいことを挙げてもらいます。

* クライアントに、新しい自信を維持するために何が必要かを尋ねます。

* クライアントに、コーチングの契約を延長して、リーダーシップの役割に昇進するという新たな目標に向かって取り組むことを提案する。

ここでBest AnswerとWorst Answer を選ぶのですが、まずこの4つの中でどの2つがいいAnswerかどの2つが悪いAnswerか考えてください。

・過去1年間のクライアントの自信の成長を認め、リーダーシップ開発プログラムに選ばれたことをどのように祝う予定かをクライアントに話してもらいます。

 →コンピテンシーのwordingであるAcknowledges とCelebratesの2つが入っています。

・クライアントに、次に挑戦したいことを挙げてもらいます。

→Acknowledges とCelebratesもなく、次に挑戦したいことを聞いています。が、5. Next stepを聞くところはコンピテンシーとは一致していますが、この場合はまず認めて、成功を祝ってからです。

・クライアントに、新しい自信を維持するために何が必要かを尋ねます。

→Acknowledges とCelebratesもなく、どうしたら自信を維持するために何ができるのか?聞いています。自信が維持したいとはクライアントからは何も言っていないですよね,これはパートナーシップではありません

・クライアントに、コーチングの契約を延長して、リーダーシップの役割に昇進するという新たな目標に向かって取り組むことを提案する。→ Suggestは明確にコーチングではありません。こちらはworst answerです。

最後のコンピテンシーでもキーになるワーディングはaknowledageとcelebrateとpartnershipです。これが最後のコンピテンシーですが、文脈からコーチの導きが感じられるのはあまりいい回答ではないと言う事になるでしょうか?例えばSuggestはCoachingではない事になります。

サンプル質問のリンク

https://coachingfederation.org/credentials-and-standards/credentialing-exam-content

コアコンピテンシーのリンク

https://coachingfederation.org/credentials-and-standards/core-competencies

Youtube解説へのリンク

https://www.youtube.com/watch?v=dNFM1mkzu1Q

Evokes Awareness

ICF資格認定試験を試みている方向けに、サンプル質問の解説をしてみました。

こちらがサンプル7の質問になります。

A coach is working with a client who is an experienced marathon runner writing a book on training for endurance races. This is a long-held dream for the client. The coach notices that the client often uses running metaphors when talking about their challenges and progress in their writing. The client is typically upbeat and energetic, but they arrive at today’s session appearing tired and discouraged. They share with the coach that they have recently “hit a wall” in writing, with three chapters remaining. When they sit down to write, the client says they can barely come up with anything, and nothing that is worth publishing. The client says they are afraid they won’t be able to complete the book on time and that all of their work toward this goal will be lost. What should the coach do?

[翻訳サンプル]

あるコーチが、経験豊富なマラソンランナーで、持久力レースのトレーニングに関する本を書いているクライアントに協力しています。これはクライアントにとって長年の夢でした。コーチは、クライアントが執筆中の課題や進歩について話すときに、よく走ることの比喩を使っていることに気づきます。クライアントはいつもは明るくエネルギッシュですが、今日のセッションには疲れて落胆しているように見えます。最近、執筆の「壁にぶつかった」ことをコーチに話し、残り3章になった。いざ書こうとすると、ほとんど何も思いつかず、出版に値するようなものは何もないと言いいます。クライアントは、時間内に本を完成させることができず、この目標に向けた仕事のすべてが失われるのではないかと恐れていると言います。コーチはどうすればいいのでしょうか?


まずこの質問はどのICFコンピテンシーの質問でしょうか?

7. Evokes Awareness 意識を喚起するに当たる質問になります。

それではこのコンピテンシーを見てみることにしましょう。

7. Evokes AwarenessDefinition: Facilitates client insight and learning by using tools and techniques such as powerful questioning, silence, metaphor or analogy

1. Considers client experience when deciding what might be most useful

2. Challenges the client as a way to evoke awareness or insight

3. Asks questions about the client, such as their way of thinking, values, needs,wants and beliefs

4. Asks questions that help the client explore beyond current thinking

5. Invites the client to share more about their experience in the moment

6. Notices what is working to enhance client progress

7. Adjusts the coaching approach in response to the client’s needs

8. Helps the client identify factors that influence current and future patterns of behavior, thinking or emotion

9. Invites the client to generate ideas about how they can move forward and what they are willing or able to do

10. Supports the client in reframing perspectives

11. Shares observations, insights and feelings, without attachment, that have the potential to create new learning for the client

[翻訳サンプル]

7. 意識を喚起する

定義 強力な質問、沈黙、比喩、類推などのツールやテクニックを用いて、クライアントの洞察や学 習を促進する。

1. クライアントの経験を考慮し、何が最も役に立つかを判断する。

2. 気づきや洞察を呼び起こす方法として、クライアントに挑戦する。

3. クライアントの考え方、価値観、ニーズ、信念などを質問する、欲求、信念

4. クライアントが現在の考え方を超えて探求できるような質問をする

5. クライアントがその瞬間に体験したことをもっと共有するように誘う

6. クライアントの進歩を促進するために何が効果的であるかに気づく

7. クライアントのニーズに応じてコーチングのアプローチを調整する

8. クライアントが、現在および将来の行動、思考、感情のパターンに影響を与える要因を特定するのを助ける

9. クライアントに、どうすれば前進できるか、何をする意志があるか、何ができるかについてのアイデアを引き出す

10. クライアントが視点を再構成できるようにサポートする

11. クライアントに新たな学びをもたらす可能性のある観察、洞察、感情を、執着することなく共有する


このコンピテンシーの定義を元に回答を見て行きましょう。

* Ask the client if they would like to explore their fear of not finishing the book.

* Remind the client that they have achieved extremely challenging goals in the past and can meet this big goal, too.

* Ask the client if there was a time when they were running a marathon and felt like they couldn’t finish. Invite the client to share how they handled that challenge in the race.

* Support the client in identifying strategies to help them move forward in writing the remaining chapters of the book.

* 本を読み終えることができないのではないかという恐怖を探ってみたいかどうか、クライ アントに尋ねてください。

* 過去に非常に困難な目標を達成したことがあり、この大きな目標も達成できることをクライアントに思い出させる。

* クライアントに、マラソンをしているときに、完走できないと感じたことがあるか尋ねてください。レースでその困難にどう対処したかを話してもらいます。

* 本の残りの章を書き進めるのに役立つ戦略を特定するために、クライアントをサポートする。

ここでBest AnswerとWorst Answer を選ぶのですが、まずこの4つの中でどの2つがいいAnswerかどの2つが悪いAnswerか考えてください。

コンピテンシー1のexperience, 7. Adjusts to clients needsなどに注目します。

・本を読み終えることができないのではないかという恐怖を探ってみたいかどうか、クライ アントに尋ねてください。

 →6. Invites the client to share more about their experience in the momentにあたるので、いい回答のオプションではあります。

・過去に非常に困難な目標を達成したことがあり、この大きな目標も達成できることをクライアントに思い出させる。→クライアントの経験を考慮していなく、コーチの意見での回答なのでこちらはパートナーシップではありません。過去の目標達成を思い出すように言うは特にコーチがクライアントの過去をコーチから選択しているのでパートナーシップではありません。こちらがWorst Answerです。

・クライアントに、マラソンをしているときに、完走できないと感じたことがあるか尋ねてください。レースでその困難にどう対処したかを話してもらいます。

→この回答は1. クライアントの経験を考慮し、8.Helps the client identify factors that influence current and future patterns of behavior, thinking or emotionにもあたるので、最初の質問よりコンピテンシーにあった回答なのでこちらがBest Answerです

・本の残りの章を書き進めるのに役立つ戦略を特定するために、クライアントをサポートする。。→クライアントの経験を無視しているのでいい回答ではありません。

2番目の回答がとてもトリッキーなのですが、英語ではRemind the client that they have achieved extremely challenging goals in the past ここではコーチが過去にもクライアントがチャレンジを乗り越えた事を知っていて、それを思い出させようとしている。can meet this big goal, too.でだからできるんだよ。とコーチの意見を話しているのでこちらはコーチングのパートナーシップではありません。私も最初2と3が経験以外は同じなのかなと思ったのですが、よく読んでみるとそういう意味が含まれていました。分からないと思ったら英語で読み返すのもいいかもしれませんね。

サンプル質問のリンク

https://coachingfederation.org/credentials-and-standards/credentialing-exam-content

コアコンピテンシーのリンク

https://coachingfederation.org/credentials-and-standards/core-competencies

Youtube解説へのリンク

https://www.youtube.com/watch?v=dNFM1mkzu1Q

Listens Actively 

ICF資格認定試験を試みている方向けに、サンプル質問の解説をしてみました。

こちらがサンプル6の質問になります。

A client is working with a coach to support them during an important career transition. The client currently holds a demanding role as Chief Operating Officer of a company, while also raising two young children and serving as primary caretaker for their aging parents, who live with the client. The client recently received job offers from three different companies, each requiring the client and their family to relocate. The client comes to the session excited about the new job opportunities and hopes to gain clarity through the session on which offer to choose. The client starts by discussing the things they are looking for in a new job, energetically listing opportunities for growth, challenging responsibilities, a talented team to lead, and the potential for travel. When the coach asks what the client’s children and aging parents may need in a new community, the client’s excited smile disappears and they are suddenly quiet.  What should the coach do?

[翻訳サンプル]

あるクライアントが、重要なキャリアの転換期をサポートするためにコーチと協働しています。クライアントは現在、企業の最高執行責任者(COO)として厳しい職務に就く一方、2人の幼い子供を育て、同居する年老いた両親の主な世話人も務めています。最近、クライアントは3つの異なる会社から仕事のオファーを受けましたが、それぞれクライアントとその家族は転居を余儀なくされています。クライアントは、新しい仕事のチャンスに胸を躍らせ、セッションを通して、どの内定を選ぶべきかを明確にしたいと考えています。クライアントはまず、新しい仕事に求めるものについて話し始め、成長の機会、やりがいのある仕事、優秀なチームを率いること、出張の可能性などを精力的に挙げていきます。コーチが、クライアントの子供や年老いた両親が新しいコミュニティで必要とするものは何かと尋ねると、クライアントの興奮した笑顔は消え、急に静かになりました。 コーチはどうすればいいでしょうか?


まずこの質問はどのICFコンピテンシーの質問でしょうか?

6. Listens Actively 積極的に耳を傾けるに当たる質問になります。

それではこのコンピテンシーを見てみることにしましょう。

6. Listens ActivelyDefinition: Focuses on what the client is and is not saying to fully understand what is being communicated in the context of the client systems and to support client self-expression

1. Considers the client’s context, identity, environment, experiences, values and beliefs to enhance understanding of what the client is communicating

2. Reflects or summarizes what the client communicated to ensure clarity and understanding

3. Recognizes and inquires when there is more to what the client is communicating

4. Notices, acknowledges and explores the client’s emotions, energy shifts, non-verbal cues or other behaviors

5. Integrates the client’s words, tone of voice and body language to determine the full meaning of what is being communicated

6. Notices trends in the client’s behaviors and emotions across sessions to discern themes and patterns


[翻訳サンプル]

6. 積極的に耳を傾ける

定義 クライアントのシステムの文脈の中で何が伝えられているかを完全に理解し、クライアントの自己表現をサポートするために、クライアントの言っていること、言っていないことに注目する。

1. クライアントの文脈、アイデンティティ、環境、経験、価値観、信念を考慮し、クライアントが伝えていることの理解を深める。

2. クライアントが伝えたことを振り返り、要約することで、明確さと理解を確実にする

3. クライアントが伝えていることに、それ以上のことがあることを認識し、質問する。

4. クライアントの感情、エネルギーの変化、非言語的な合図、その他の行動に気づき、認め、探求する

5. クライアントの言葉、声のトーン、ボディランゲージを統合し、伝えられていることの完全な意味を判断する

6. セッションを通して、クライアントの行動や感情の傾向に気づき、テーマやパターンを見極める


このコンピテンシーの定義を元に回答を見て行きましょう。

* Repeat the question to the client to give them another opportunity to respond to the coach’s inquiry.

* Ask the client if they are okay to proceed with the session, or if they need a break.

* Pause for a moment, then share with the client that they noticed a change in the client’s energy. Ask if the client would like to explore what they are feeling in this moment.

* Support the client in weighing the offers they have received by inviting the client to explore each of the characteristics they listed for a new job.


* クライアントに質問を繰り返し、コーチの質問に答える機会を与えます。

* セッションを続けてもいいか、休憩が必要か、クライアントに尋ねます。

* しばらく間を置き、クライアントのエネルギーの変化に気づいたことをクライアントに伝えます。クライアントがこの瞬間に感じていることを探りたいかどうか尋ねます。

* クライアントが新しい仕事のためにリストアップしたそれぞれの特徴を探るように誘い、受け取ったオファーの重さを量ることをサポートします。

ここでBest AnswerとWorst Answer を選ぶのですが、まずこの4つの中でどの2つがいいAnswerかどの2つが悪いAnswerか考えてください。


・クライアントに質問を繰り返し、コーチの質問に答える機会を与えます。

 →Listening Activityはできていますでしょうか?クライアントがせっかくのサインを出しているのにもかかわらず、質問を繰り返すのはListening Activityのコンピテンシーには添いません。こちらがWorst Answerになります。

・セッションを続けてもいいか、休憩が必要か、クライアントに尋ねます。→Listening Activityはできていますでしょうか?パートナーシップはできているようですが。

・しばらく間を置き、クライアントのエネルギーの変化に気づいたことをクライアントに伝えます。クライアントがこの瞬間に感じていることを探りたいかどうか尋ねます。

→エネルギーの変化を感じ取りクライアントに伝える、どう感じたいか探ることを聞くことでパートナーシップがある回答なのでこちらがBest answerです。

・クライアントが新しい仕事のためにリストアップしたそれぞれの特徴を探るように誘い、受け取ったオファーの重さを量ることをサポートします。→コーチがトピックを選んでるような回答です。がLiisteningは少しできているようです。

Energy Shift やTone of voiceの変化、Body language等で表現されるnon verbal communicationは必ず見過ごすことがなく、必ず答える、そしてパートナーシップが大切です。

サンプル質問のリンク

https://coachingfederation.org/credentials-and-standards/credentialing-exam-content

コアコンピテンシーのリンク

https://coachingfederation.org/credentials-and-standards/core-competencies

Youtube解説へのリンク

https://www.youtube.com/watch?v=dNFM1mkzu1Q

Maintains Presence

ICF資格認定試験を試みている方向けに、サンプル質問の解説をしてみました。

こちらがサンプル5の質問になります。

A coach recently began working with a client to help them plan for retirement. The client is a well-respected teacher who has taught for 30 years at a local elementary school. The client consistently arrives highly prepared and organized for coaching sessions, routinely reporting progress between sessions and identifying specific topics to focus on during coaching conversations. The client shares they are looking forward to retirement, but they discuss their retirement plans in a very matter-of-fact way. During the current session, the client shares that they have two weeks left before their retirement begins. They would like to focus on a few remaining plans they need to make. Suddenly, the client begins to cry and says, “I’ve spent half my life at this school! I adore my students and my colleagues are my best friends. I can’t imagine what my life is going to be like when I no longer walk through the front doors of the school each morning!” What should the coach do?

[翻訳サンプル]

あるコーチが最近、あるクライアントの退職後の生活設計をサポートする仕事を始めました。そのクライアントは、地元の小学校で30年間教鞭をとってきた、評判の高い教師であります。このクライアントは、コーチング・セッションには常に準備万端で臨み、セッションの合間には進捗状況を定期的に報告し、コーチングでの会話中に焦点を当てるべき具体的なトピックを特定しています。クライアントは退職を楽しみにしていると話していますが、退職後の計画については非常に淡々と話しています。現在のセッションで、クライアントは退職開始まであと2週間しかないことを話しています。彼らは、残されたいくつかの計画に焦点を当てたいと考えています。突然、クライアントは泣き出し、「私はこの学校で人生の半分を過ごしてきました!生徒を慕い、同僚は親友です。毎朝、この学校の玄関を通らなくなったら、私の人生はどうなってしまうのか、想像もつきません!" コーチはどうすればいいのでしょうか?


まずこの質問はどのICFコンピテンシーの質問でしょうか?

5.  Maintains Presence 5. プレゼンスの維持 に当たる質問になります。

それではこのコンピテンシーを見てみることにしましょう。

5.  Maintains Presence

Definition: Is fully conscious and present with the client, employing a style that is open, flexible, grounded and confident

1. Remains focused, observant, empathetic and responsive to the client

2. Demonstrates curiosity during the coaching process

3. Manages one’s emotions to stay present with the client

4. Demonstrates confidence in working with strong client emotions during the coaching process

5. Is comfortable working in a space of not knowing

6. Creates or allows space for silence, pause or reflection

7.

[翻訳サンプル]

5. プレゼンスの維持

定義 オープンで柔軟性があり、地に足がついた、自信に満ちたスタイルを用いながら、クライアントと完全に向き合い、存在感を示す。

1. クライアントに集中し、観察し、共感し、反応し続ける。

2. コーチングのプロセスにおいて好奇心を示す。

3. クライアントと一緒にいるために自分の感情をコントロールする。

4. コーチングプロセスの中で、クライアントの強い感情を扱うことに自信を持っている

5. わからないという空間で働くことに抵抗がない

6. 沈黙、一時停止、内省のためのスペースを作る、または許可する

このコンピテンシーの定義を元に回答を見て行きましょう。


* Pause for a moment, then ask the client to identify the remaining plans they would like to focus on today.

* Ask the client if they are sure they want to retire.

* Acknowledge that retirement is a significant life transition and that emotional responses are normal.

* Pause, then acknowledge the emotional impacts the transition seems to be having on the client, and ask if they would like to spend some time with those feelings.


* しばらく間を置いてから、クライアントに今日集中したい残りの計画を挙げてもらう。

* 本当に引退したいのかどうか、クライアントに尋ねる。

* 退職は人生の重要な転換期であり、感情的な反応は正常であることを認める。

* 一時停止し、移行がクライエントに与えていると思われる感情的な影響を認め、その感情と時間を過ごしたいかどうか尋ねます。

ここでBest AnswerとWorst Answer を選ぶのですが、まずこの4つの中でどの2つがいいAnswerかどの2つが悪いAnswerか考えてください。


・しばらく間を置いてから、クライアントに今日集中したい残りの計画を挙げてもらう。

 →まずResponsive ではありません。クライアントの強い感情に無視をしているのでこれはWorst Answerです

・本当に引退したいのかどうか、クライアントに尋ねる。→Responsiveではあるのですが、4.と比べるとベストではありません。

・退職は人生の重要な転換期であり、感情的な反応は正常であることを認める。

→コーチのJudgementが入っている回答なので、あまりいい回答ではありません。

・一時停止し、移行がクライアントに与えていると思われる感情的な影響を認め、その感情と時間を過ごしたいかどうか尋ねます。

→こちらはパートナーシップがあり、4.のクライアントの強い感情を扱い、共感し、さらに一時停止しているのでコンピテンシーに沿った行動となり、Best Answerです。

クライアントの強い感情に左右されずに、フレキシブルであり、知らない、分からないことにも動揺の感覚がないコーチングを行うことがこのコンピテンシーMaintains Presenceです。相手の感情を受けて、コーチがどう行動するか?他の質問も見たことがあるのですが、この時は冷静にまずコンピテンシーのキーワードを探す、Worstもコンピテンシーのキーワードとパートナシップがあるか?コーチのJudgementが入っていないか?など参考にするといいかもしれません。

サンプル質問のリンク

https://coachingfederation.org/credentials-and-standards/credentialing-exam-content

コアコンピテンシーのリンク

https://coachingfederation.org/credentials-and-standards/core-competencies

Youtube解説へのリンク

https://www.youtube.com/watch?v=dNFM1mkzu1Q