ラーニングトレンド-3 従業員全員にラーニングの機会

2022年ラーニングトレンドトレント 3は従業員全員にラーニングの機会です。前回トレント 2フレキシブルワーキングとラーニングをまとめてみると多様なワークスタイルに合わせた柔軟性の高いラーニングを従業員に提供することが今求められているというお話しでした。

多様性に富んだ従業員全員にラーニングを提供する事をトレント 3では考えていきたいと思います。

 トレント 1: スキルアップ/リスキルアップ/クロススキルアップ

 トレント 2: フレキシブルワーキング&ラーニング

→トレント 3: 従業員全員にラーニングの機会


トレント 3 従業員全員にラーニングの機会〜皆がリーダーとして活躍する企業へ〜

学生の時を思い出してみると、こんな光景を思い出します。クラスルームでは一番賢い生徒が一番前に座って、一番多く先生の質問に答えていた。ビジネスでも同じ事が起こっているはずです。

声の大きい人が注目される傾向にあるので、このような人たちはより多くのトレーニングや良い学習の機会を得られる事になりがちになります。

これでは平等ではありません。

教育のリーダシップチームは、このような状態を改善し教育が全社員に提供できるよう整備する必要があります。

大切なのは、従業員全員がそれぞれのキャリアとポジションに応じた能力開発を受けられるような環境にする事です。このことで個人的だけではなく組織全体のレベルアップにつながっていきます。従業員ひとりひとりが、リーダーとしてポジティブな変化をもたらす可能性を持っているのです。

一部のマネージメント、一部の社員だけでなく、従業員ひとりひとりがリーダー事で組織が成長するのです。

そのリーダーの育成に影響力を発揮するのが、コーチングや、異なるスキル、経験、知識を持つ個人をメンター・メンティーの制度もあります。

教育のリーダーシップチームは、誰かを職から追い出すことなく、従業員にリーダーシップの機会を与え、育成し、誰もがリーダーになれる環境を整備する必要があります。

コーチングで例えると、以前は特定なマネージメントや一部の社員向けに企業がコーチングを提供してきました。その時はコーチングは高価なものでしたが、最近はコーチングコミュニティを通じて誰でもコーチングが受けられる環境に整備している企業も多いようです。

私が働くSAPでは社内ツールでコーチングファインダーを使って、世界中から自分に合ったコーチを見つけてコーチングを受けられる仕組みがあります。

その他たくさんのラーニングプログラムを従業員が自由に受けられるようにしていてたり、テクノロジーを使って学習を従業員全員に提供している仕組みがある企業は他にもたくさん存在しています。

次は、ラーニングトレンド-4 1分~2分のマイクロラーニングがトレンドに?です。

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