今回はこちらの記事を参考にして、「ジョブ型導入時に考慮したい事 - 職務を超えた協働」 を記事にしました。
ジョブ型雇用への劇薬
SmartTimes インディゴブルー会長 柴田励司氏
https://r.nikkei.com/article/DGXKZO63032520V20C20A8XY0000?s=4
~記事から抜粋~
「ご指示ください。全力でご期待にお応えします!」という意識を「私はこれができます。この提案はいかがですか?」に変えると言う事がジョブ型にするという事。
「ジョブ型」へと加速させているのは在宅勤務であぶりだされた「社内失業者」の存在だ。自分が何をすべきなのかわからない、自分がやれることがわからない、やっていることが正しいのかどうか不安、こういう人が多発している。
~記事から抜粋~
専門性を持ちずっと外資系だった私は日本企業のメンバーシップ型に対して疑問をもっていた。どこがモチベーションなのか?いやな仕事もやらなくてはいけない事もある場合、自身の成長や、年度の目標達成、キャリア目標の達成の妨げになるのでは?
だからジョブ型は優れていると思っていたところもあった。
でもジョブ型の落とし穴として、「私はこれしかやりません」と言っているように聞こえてしまう。果たして企業としてそれでいいのかという事もジョブ型導入時に考えないといけないと思う。
私が働くSAPでは部門を越えた協働の場があり、チームとして動く事が多い。
人事、購買、経理など、部門を超えてのチームワークがある。またリージョン間を超えての取り組みもある。現在エンゲージメント調査の結果を改善するためのワーキンググループがリージョンを越えたチームの取り組みを行なっている。企業人事やマネージャはこのようなクロスで積極的に働いている人材へのインセンティブを考える必要があると考える。
また、SAPでは職務を超えて何か協力した場合は、appriciate「感謝」と言って、メッセージやお金を送るシステムもある。このような事も評価のポイントとするとより、職務を超えた協働体制出来てくる。自分の職務をこなして評価するのももちろんだが、横での協働が企業にとって必要である。ジョブ型を語る時はこの点を注意したい。
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