SAPのHRアドバイザーがお客様に聞いてまとめた米国での労働状況の傾向をお伝えします。
まとめ
1. コロナ以降求人が増えている
2. 39%のワーカーが企業のインクルージョン活動が社員に伝わっていないための退職や転職を検討
3. 仕事のアジャイル化によりエンゲージメントが最大30%上がっている
4. 52%が引き続き柔軟な働き方を希望し30%が完全現場で仕事を強制された場合は退職や転職を検討
5. コロナ以降41%のワーカーが退職や転職の検討
コロナ前と比べると多様な従業員に対しての対応が必須になっているのがわかり、これは日本においても同じ傾向があると思われます。優秀な従業員を採用そしてリテンションを保つために今後も企業のリーダーシップはこのような情報にアンテナ立てる必要があると思います。
1. 求人の増加
6月から7月にかけて求人が増加し、2020年初頭に見られたパンデミック前の求人数レベルを20%上回っています。
2. エンゲージメント、エクスペリエンス、インクルージョン
全回答者の39%が、組織へのインクルージョンの欠如が認識されたために、辞退したか、仕事を追求しないことに決めたと述べています
インクルージョンとは?
インクルージョンとは、「包括」「包含」「一体性」などの意味を持つ言葉です。 ビジネスの世界では、企業内の誰にでも仕事に参画・貢献するチャンスがあり、平等に機会が与えられた状態を指します。 また、個人が持つ特有のスキルや経験、また価値観などが認められ、活用される社会・組織を目指すものです。
3. 仕事のアジャイル化
アジャイル変革の成功により、効率、顧客満足度、従業員エンゲージメントが最大30%向上しました。 および運用パフォーマンスは5〜10倍高速化しました。
4 仕事に戻るか、仕事に戻らないか
労働者の52%は、パンデミック後のより柔軟な作業モデルを好み、従業員の約30%は、完全に現場での作業に戻った場合、転職する可能性が高いと述べています
5.大量退職
30,000人以上のグローバルワーカーを対象としたマイクロソフトの調査によると、41%のワーカーが今年の職業を辞めたり変更したりすることを検討していました。
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