コロナ禍でのラーニングの変化

2020年9月24日にSAP Successfactorsでラーニングユーザ向けのイベントを開催しました。今回はお客様ご講演もありましたが、目玉はZoomのブレークアウトルームを使ってのお客間の交流及びネットワーキングでした。今ではオンライントレーニングの代表的な方法であるZoomのブレークアウトルームでの参加者交流は、今回のユーザ向けイベントで初めて使用しました。日本企業はセキュリティが厳しく、ツールが使えなかったり、使えてもなかなか使いこなせないという事が以前も起こったので、使うのを躊躇しておりましたが、心配していたテクノロジートラブルもなく、参加者皆さん37名が問題もなく使えていたので、これも人々がテクノロジーへの受け入れの変化だなと言えると思います。

議題は、コロナ禍でのラーニングの変化でした。盛り上がりった参加者同士で出た話の一部を紹介します。

[ラーニングの変化]

・ラーニングの変化は新人研修から、1週間でオンライン化した。

・集合研修ならではの強みとバーチャルを組み合わせている

・テクノロジーになれない世代はいるが、若い人たちは慣れるのが早い

・今まではeラーニングは人気なかったが、今はなんでもeラーニング化している

・全研修をオンラインやeラーニングに変化させている

[受講者のモチベーション]

・受講側としては、当初不安を感じていたが、次第に前向きになった。

・研修がやりやすくなったので、これをきっかけに能動的な学びを期待する

・少しでもface to faceで交流できる時間があると仲間意識が生まれて、その後スムーズ

・オンライン研修だと質問が多くなるので、理解度が高い

・東京都心以外の人もオンラインになって参加しやすくなった

・グループ研修の終了後はオンライン飲み会などで仲間意識を高める取り組みをしている

[ラーニングのコスト]

・旅費などのコストを考えると、前の状態には戻れない。

・出張費がなくなるので、会社の負担が減っている

・効果は集合研修と変わらない

[工夫とチャレンジ]

・集中力が維持できないので、適宜ブレイクが必要

・まだネットワーク接続エラーなどで困っていることも多いい

・集合研修は動画配信

・出張とオンラインを組み合わせたハイブリット研修に挑戦

・250人規模の会議もオペレーションがなれていたのでうまくいった

・大人数が参加するゼミを録画して、LMSに掲載

・Muralを使ってのコラボレーション研修を検討

・自己啓発は時間外で実施するルールがあるので、私用携帯を利用して学習

新人研修から6ヶ月。ものすごい勢いでラーニングが変化しており、これもひとえに企業の研修担当者の苦労、そして失敗を繰り返しての学びの活用です。何よりも人は変化に柔軟に対応できるという事も分かったと思います。人々のテクノロジーの適応がかなり早い勢いで進化している事実がここにあります。

今回の変革のリーダーたちは企業の研修担当者の方たちでしたが、今後もますます良い方向に変化して、企業の成長に貢献する事を期待します。

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