GCS(銀座コーチングスクール)の認定コーチになるためには、スクールが定める基準に合格する事が必要になります。その基準に合っているかどうかを合否判定するのがアセッサーであり、私もこの8月からアセッサーの活動をしています。もちろんアセッサーになるための訓練を受け、アセッサーとして認定されからスタートしました。
アセスメントの方法は受験者が実際のコーチングセッションを録音してそれを元に基準と見比べてアセスメントをします。ICFも同じようなアセッサーはいますが、今私がやっているのはスクールの認定として合否を決めるアセッサーです。
1ヶ月に4~5名ほどをアセスメントしており大変勉強になっています。
受験者は数十時間のトレーニングを受けているので、だいたいコーチングのストラクチャー(※)はよくできていて、コーチングのスキルはよく使えていると思います。
スキルで言うとよく使っているのはスケーリング(1から10まであるとしたら、今どこでどこまで伸ばしたいか)のスキル、強みを引き出すスキル(例えば過去の成功体験で今の課題を解決するとしたら)、周りの人からどう見られているか?(視点の移動)、並行質問(他には?の質問で可能性を最大限に引き出す) は使っている人が多いような感じがします。
しかしやはりそういうストラクチャーの意識や、スキルを使わなければと言う気持ちが先に来てしまうのか、焦っているのか、スペースが少なく、クライアントの話に十分耳を傾けていない、大切なキーワードを見過ごしてしまう、クライアントがまだ話しきっていないのに次の質問をする、ありたい姿を描けていないなどが見受けられたしします。私も最初はそうだったんだろうな、と思いつつコメントは丁寧に改善ポイントを書くようにしてます。熟練のコーチにはすぐになれないですが、経験を積めばきっとなれるので「頑張れ!」と思いながらアセッサーをしてます。
スクール認定はICFにある程度沿って基準を作られていますが、ICFと比べるとまだまだ甘いので、今度いつかICFのアセッサーもやってみたくなってきました。
ちなみに一見聞いてみるとさほど問題がなさそうに聞こえたりするのですが、やはりICFの基準を考えるとこれはNGだよね、という事が多くあります。
これはICFの認定でないコーチにもある傾向だと思います。例えば提案や誘導、そのセッションのゴールを決めていない、質問が簡潔ではなく長いなど。
アセッサーとしてデビューしてみて、つくづくICFの基準はコーチングに必要は基準だと実感しております。
※コーチングストラクチャーとは、コーチングの目的、目標を最初に決めること、最後にアクションを決めること。最初と最後の間は自由にコーチングを行います。
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